3回目の新型コロナウイルスワクチン接種が、令和4年1月31日(月)に開始となります。 当クリニックでは、日にちによって ファイザー社製コミナティ 、もしくは 武田/モデルナ社製スパイクバックス が異なります。
ファイザー社製コミナティは、1回の投与量が0.3 mLと1回目・2回目の投与量と同じ量を接種します。一方、武田/モデルナ社製スパイクバックスは、1回の投与量が0.25
mLと1回目・2回目の投与量の半分となっており、日本における3回目接種の治験での特例承認時のデータでも以下のように副反応の減少が見られています。
3回目 ファイザー社製コミナティ副反応:注射部位疼痛 83.0%、疲労 63.7%、頭痛 48.4%、筋肉痛 39.1%、悪寒 29.1%、関節痛
25.3%、38℃以上の発熱 8.7%、腫脹 8.0%
3回目 武田/モデルナ社製スパイクバックス副反応:注射部位疼痛 83.8%、疲労 58.7%、頭痛 55.1%、筋肉痛 49.1%、悪寒 35.3%、関節痛
41.3%、リンパ節腫脹 20.4%、38℃以上の発熱 6.6%、腫脹・硬結 5.4%
1回目・2回目の武田/モデルナ社製スパイクバックス接種で問題となったモデルナ・アームや発熱も3回目ではかなり減っているようで、むしろ上腕の腫脹や発熱はファイザー社製コミナティの方が多い傾向があるようです。武田/モデルナ社製スパイクバックスでは、リンパ節腫脹が多い傾向にあるようですが、基本的に両者とも副反応の出現に大きな差はないと考えてよいでしょう。
一方、1, 2回目ファイザー社製コミナティを接種、3回目武田/モデルナ社製スパイクバックスを交互接種する組み合わせが31.7倍と最も抗体量が上昇することがアメリカから報告されています。 同じワクチンを3回接種するよりも、3回目は異なるワクチンを交互接種する方が抗体量が増える可能性がありますが、今後の日本人での検討が必要です。
最近、3回目を交互接種した日本の医療従事者の接種後1週間以内の集計で、37・5度以上の発熱はファイザー製コミナティが2626人のうち39・8%、モデルナ製スパイクバックスは437人のうち68・0%との報告がありました。接種部位の痛みなどは93・8%(同91・6%)、だるさは78・0%(同69・1%)、頭痛は69・6%(同55・0%)。
3回目の新型コロナウイルスワクチンのご予約につきましては、ふじみ野市在住、もしくは当クリニックにかかりつけの、接種券(クーポン)がお手元に届いた方が対象となります。
お電話(049-293-2252、診療時間内)、または窓口(診療時間内)にて、また土曜8:50~、祝日の予約はふじみ野市の特設サイト(https://www.city.fujimino.saitama.jp/coronavirusvaccine/index.html)から、ご予約頂きますようお願い申し上げます。
なお、キャンセルされる場合は、貴重なワクチンが無駄になってしまいますので、必ずご連絡頂きますようお願い申し上げます。